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EDの外科手術を考えたときに知っておきたいこと

勃起不全であるEDの治療は、心因的なEDは内服や注射といった治療薬が使われますが、身体的なEDは外科手術が行われています。
血管性EDの一種の静脈性EDの外科手術は、若い年代で流入動脈が正常な患者さんに適応される手術です。
この手術は、陰茎海綿体からの血液の流出を少なくして血液を陰茎にとどめる手術で、その有効率は1年以上の経過で50%以下です。
一方、動脈性EDの手術は、静脈性の合併がなく若い年代で動脈硬化がない患者さんに適応する手術で、下腹壁動脈を用いたバイパス手術を行います。
また、性交痛があったり性交時に膣内への挿入が困難で抜けやすい場合に適応される外科手術に、陰茎形成術があります。
この手術は、陰茎包皮を剥離して陰茎海綿体白膜を癒着しやすいように薄く削り、非吸収糸を用いて縫い縮める方法が有効で、軽度の陰茎硬化症であれば比較的簡単に行われます。
陰茎プロステーシス手術は、他の治療法が適応しない患者さん向けの手術で最後の手段として行われます。
この治療法は、正常の勃起で血液が充満する場所である陰茎海綿体内に陰茎プロステーシスを移植します。
この陰茎プロステーシスの種類は、棒状で曲げ伸ばし式のノンインフレータブルタイプと水の移動によるポンプ式のインフレータブルタイプの2種類あります。
この手術は、満足な性生活を取り戻すことができたり、身体的に苦痛なEDを長期に解決する効果が期待できます。
しかし、手術とその治癒期間が必要で、感染や器具の故障などで再手術が必要になる場合もあります。
クリニックによっては、糖尿病コントロール不良例でも感染リスクを抑える手術法を開発し、良好な結果を実現させています。
従来のプロステーシス手術は、全身麻酔や硬膜外麻酔などを行って施される治療で、費用は保険適用になっていない手術です。
肉体的負担や経済的な負担を軽減するために局所麻酔下で陰茎プロステーシス手術を行っているクリニックもあります。

費用ってどれくらいかかるもの?

EDは疲労やストレスなどで一時的な症状であることもありますが、長期間EDの状態が続いているのであればやはり治療も考えていきたいところです。
心因的なEDの場合は治療で良い改善が得られる可能性も高いですが、血管性EDの場合はそれだけで改善が難しくなる例は少なくありません。
とはいえ、こうした症状に改善策がないというわけではなく、外科手術により改善が得られる場合もあります。
陰茎形成術や陰茎プロステーシス手術は身体的な要因のEDに高い改善効果を得られるとされていますが、いざ治療を行うとなるとその費用も確認しておきたいところです。
陰茎プロステーシス手術は保険適用の治療ではなく、自由診療で行われます。
クリニックごとに費用には違いがありますが、材料費や手術費を含めて数十万円程度は必要とされています。
プロステーシスと呼ばれる部材を海綿体内に埋め込むことで、挿入にふさわしい固さを取り戻すことができますが、自然な勃起を得られなくなるということは理解しておきましょう。
陰茎プロステーシス手術は長期に悩みを解消することができ、薬を必要とせず、望むときに勃起が得られるというメリットがあります。
そのかわり手術後の治癒期間が必要ですので、治療後にすぐに性行為が楽しめるという訳ではありません。
医薬品による治療では即効で効果を得ることができますが、手術をした場合はしばらくは性行為は控えて回復を待つ必要があります。
有効な治療も器具の故障で再手術が必要となる可能性もあり、その場合はさらに多くの費用も必要となります。
糖尿病のある人もEDになりやすい傾向にありますが、糖尿病のコントロールが良くないことは感染症のリスクも高まりますので健康管理をしっかりと行うことも大切です。